株式投資を少額から始めたいけれど、「株はまとまったお金がないと買えないのでは?」と思っている方は少なくありません。結論から言うと、株式は通常100株単位で売買されますが、証券会社によっては1株から買える「単元未満株」のサービスがあり、少額から始めることもできます。ただし、株式投資には元本割れのリスクがあります。この記事では、少額で始める方法と、始める前に知っておきたい注意点を整理します。
結論:少額で「仕組みを知る」ところから、生活資金とは分けて始めます
日本の株式は、多くの銘柄で100株を1単位(単元)として売買されています。株価が数千円の銘柄なら、1単元で数十万円が必要になることもあります。単元未満株を使えば、その100分の1から買えるため、少ない金額で実際の値動きや配当の仕組みを体験できるのがメリットです。一方で、少額でも値下がりすれば損失が出ます。投資に回すのは、生活費や近いうちに使う予定のお金とは分けた資金にしましょう。
少額で始められる投資の方法(2026年11月時点の整理)
| 方法 | 特徴 | 向いている方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 単元未満株 | 1株単位など、少額で個別株を買える | 個別の企業に投資してみたい方 | 注文方法や取引時間に制限がある場合も |
| 投資信託 | 少額から、複数の株や債券にまとめて投資できる | 分散して長期で積み立てたい方 | 信託報酬などの手数料がかかる |
| NISA口座の活用 | 運用で得た利益が非課税になる制度 | 長期の資産形成を考えている方 | 損失が出ても他の口座の利益と相殺できない |
投資を何円から始められるかの考え方は投資はいくらから始められる?でも解説しています。
個別株と投資信託、どちらから始める?
個別株は、1つの企業の業績や株価の動きを直接受けるため、値動きが大きくなりやすい傾向があります。一方、投資信託は多くの銘柄に分散して投資するため、1社の影響は小さくなります。長期の資産形成が目的なら、まず投資信託で分散投資を考え、興味のある企業があれば少額の個別株で経験を積むという順番も一つの考え方です。どちらが正解ということはなく、目的とリスクの許容度で選びましょう。
FPの家計相談で感じる「投資を始める前」の大切なこと
FPとして家計相談を受ける中で、投資を始めたいという方にまず確認するのは、生活費の数か月分程度の緊急資金を預金で確保できているかです。急な出費が必要になったときに、値下がりしている株を売らざるを得なくなると、損失が確定してしまいます。少額で始める場合でも、家計に無理のない範囲で、しばらく使う予定のないお金で行うことが大切です。
始める前に確認しておきたいこと
- 証券口座の開設:マイナンバー確認書類や本人確認書類が必要です。準備するものは証券口座の開設に必要なものをご覧ください。
- 手数料:売買の手数料や、単元未満株の取引にかかる費用は証券会社によって異なります。
- 口座の種類:特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、確定申告の手間を減らせることがあります。
- NISAの使い方:NISA口座で買うか、課税口座で買うかを決めておきましょう。NISAの注意点はNISAのデメリットと注意点で解説しています。
株式の取引ができるサービスの一つに「DMM 株」があります。取り扱い商品や手数料、キャンペーンなどの最新の条件は公式サイトでご確認ください。
デメリット・注意点
- 株式投資は元本が保証されておらず、株価の下落によって元本割れする可能性があります。
- 個別株は、1社の業績や出来事の影響を大きく受けます。
- 単元未満株は、注文のタイミングや方法に制限がある場合があります。
- 少額の取引でも、手数料の割合が大きくなることがあります。
- 配当金や株主優待は、業績などによって減ったりなくなったりすることがあります。
向いている人・向いていない人
- 向いている方:緊急資金を預金で確保できている方、少額で株式投資の仕組みを学びたい方、値下がりも受け入れたうえで長期で考えられる方
- 向いていない方:近いうちに使う予定のお金で投資しようとしている方、短期間で大きな利益を期待している方、値下がりに強い不安を感じる方
よくある質問
Q. 株式投資は何円から始められますか?
A. 単元未満株を使えば、1株の株価分から始められることがあります。必要な金額は銘柄や証券会社のサービスによって異なります。
Q. 少額なら損をしても大丈夫ですか?
A. 金額が小さければ損失も小さくなりますが、損失が出ることに変わりはありません。失っても生活に影響しない範囲の金額で始めましょう。
Q. 単元未満株でも配当金はもらえますか?
A. 一般的には保有株数に応じて配当金を受け取れます。ただし、株主優待は一定の株数以上が条件のことが多いため、各社の条件を確認しましょう。
ミナト先生のまとめ
株式投資は、単元未満株などを使えば少額から始められます。ただし、株式には元本割れのリスクがあり、少額でも損失は出ます。緊急資金を預金で確保したうえで、しばらく使う予定のないお金で、仕組みを学ぶところから始めましょう。長期の資産形成なら、投資信託での分散投資やNISAの活用もあわせて検討するのがおすすめです。申込前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
この記事を書いた人:ミナト先生/FP2級・元携帯キャリア営業(約1万契約)。通信費と家計の”損しない”見直しを発信しています。


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