ホームルーターは引っ越しに使える?【2026年8月】

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「引っ越しが決まったけれど、今使っているホームルーターはそのまま持っていけるの?」「新居でも光回線の工事が間に合いそうにない…」——引っ越しシーズンにはこうした相談をよく受けます。結論から言うと、ホームルーターは工事不要という特性上、引っ越し先でも比較的スムーズに使い続けられます。ただし、住所変更の手続きを忘れると通信ができなくなるなど、押さえておきたい注意点もあります。この記事では、ホームルーターと引っ越しの関係、手続きの流れ、向いている人・向いていない人の違いを、FPの視点から整理します。

ホームルーターは引っ越し先でもそのまま使える(結論)

ホームルーターは、光回線のように屋内に配線工事をする必要がなく、コンセントに挿すだけで通信が始まる機器です。そのため引っ越し先でも、契約中のサービスのマイページやサポート窓口で「利用先住所の変更」の手続きをすれば、基本的にそのまま使い続けられます。

ただし、ホームルーターは近くの基地局から届く電波を受信する仕組みのため、住所変更をしないまま新居で使い続けると、利用制限や速度低下につながる場合があります。また、事業者によっては住所変更の回数に「月1回まで」などの制限を設けているケースもあるため、引っ越しが決まったら早めに手続き方法を確認しておくと安心です。

3タイプの違いをまず整理

ネット回線と一口に言っても、引っ越しとの相性は種類によって異なります。

タイプ 工事 持ち運び 引っ越しとの相性
ホームルーター 不要 不可(自宅用) 住所変更の手続きだけで使い続けやすい
ポケット型WiFi 不要 可能(バッテリー駆動) 端末を持っていくだけで基本的にそのまま使える
レンタルWiFi 不要(返却前提) 可能 新居のネットが整うまでの"つなぎ"に向く

光回線は開通工事が必要なため、引っ越し先で工事日程が確保できるまで時間がかかることがあります。工事期間の目安は光回線の工事期間の目安と流れもあわせてご覧ください。

向いている人・向いていない人

ホームルーターが引っ越しに向いているのは、次のような方です。

  • 入居してすぐにネットを使いたい人(工事の日程調整が不要)
  • 賃貸物件で光回線の工事許可が下りるか分からない人
  • 転勤や契約更新のタイミングで、今後また引っ越す可能性がある人

一方で、次のような方には光回線のほうが向いています。

  • オンラインゲームや在宅勤務でのビデオ会議が多く、通信の安定性を最優先したい人
  • 家族で同時に複数の端末を使う機会が多い人

ホームルーター・ポケット型WiFiは電波を使う通信のため、光回線に比べて①速度が周辺環境(建物の構造や電波の混雑状況)に左右されやすい、②時間帯によって通信が不安定になることがある、③大容量の利用が続くと速度制限がかかる場合がある、という特性があります。オンライン会議や大容量データのやり取りが仕事の中心という方には、有線接続を基本とする光回線のほうが安心感があります。引っ越し先が光回線の提供エリア外だった場合は、地域限定光回線、引っ越しで使えない時の対処法も参考にしてください。

私自身、携帯キャリアの営業をしていた頃、「賃貸で工事の許可がなかなか下りない」「転勤が多いので毎回工事をするのが面倒」という理由でホームルーターを選ばれる方によく出会いました。反対に「動画配信や在宅勤務が仕事の中心なので通信は安定第一」という方には、光回線への切り替えをおすすめすることが多かったです。そもそもホームルーターの仕組みから知りたい方は、ホームルーターとは?仕組みと選び方もご覧ください。

主要なホームルーターサービス

SoftBank Air

ソフトバンクが提供するホームルーターで、工事不要でコンセントに挿すだけで使い始められる点が特徴です。申し込む窓口によっては現金キャッシュバックが用意されている場合があり、2026年8月時点で確認できた範囲では窓口ごとに3万円台〜最大5万円程度までの幅があります。オプション加入の有無や進呈時期などの条件は窓口ごとに異なるため、契約前に必ず確認してください。

SoftBank Airの公式サイトで最新の料金・キャンペーン条件を確認する

GMOとくとくBB ホームWi-Fi

GMOとくとくBBが提供する工事不要のホームルーターです。月額料金や契約期間、事務手数料などの詳細は時期によって変わるため、2026年8月時点の確定額はここには記載していません。

GMOとくとくBB ホームWi-Fiの公式サイトで最新の料金を確認する

いずれのサービスも、契約期間の縛りや解約金の有無は時期によって変わることがあります。申込前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

選び方のポイント

  • 「無制限」の実態を確認する:多くのホームルーター・ポケット型WiFiは「データ容量無制限」とうたっていても、直近の利用量が一定の基準を超えると速度制限がかかる場合があります。「無制限=制限が一切ない」という意味ではないため、公式サイトの利用規約やFAQで速度制限の条件を確認しておきましょう。
  • クラウドSIM型は事業者の継続性も見ておく:ポケット型WiFiの一部には「クラウドSIM」という仕組みで複数のキャリア回線を切り替えて使うタイプがあります。過去には大手クラウドSIMサービスが通信障害をきっかけに総務省の行政指導を受け、無制限プランの終了やサービス終了に至った例もありました。契約期間の縛りや解約条件、万が一サービスが終了した場合の対応方針は、契約前に確認しておくと安心です。
  • 住所変更の手続き方法を事前に調べておく:引っ越しが決まったら、契約中のサービスのマイページやサポート窓口で住所変更の方法とタイミングを確認しておきましょう。

よくある質問

Q. ホームルーターは引っ越し先ですぐ使えますか?
A. 住所変更の手続きが完了していれば、多くの場合は届いたその日から使えます。ただし基地局の混雑状況によっては、通信品質を確認しながら使い始めることをおすすめします。

Q. 住所変更を忘れるとどうなりますか?
A. 契約上の利用先住所と異なる場所で使い続けると、利用制限やサービス停止の対象になる場合があります。引っ越し前後で早めに手続きしましょう。

Q. ホームルーターとポケット型WiFiはどちらが引っ越しに向いていますか?
A. 自宅に据え置いて使うならホームルーター、外出先でも使いたいならポケット型WiFiが向いています。短期間だけネットが必要な場合はレンタルWiFiという選択肢もあります。

Q. 引っ越し先で光回線の工事が間に合わない場合はどうすればいいですか?
A. ホームルーターやポケット型WiFi、レンタルWiFiを"つなぎ"として使い、光回線の工事が完了次第切り替える方法があります。

ミナト先生のまとめ

ホームルーターは工事不要という特性上、引っ越しとの相性は決して悪くありません。ただし「住所変更を忘れない」「無制限の実態を確認する」「通信の安定性を最優先したいなら光回線も検討する」という3点は押さえておきたいポイントです。ご自身の生活スタイルに合わせて、無理のない回線選びをしていただければと思います。


この記事を書いた人:ミナト先生/FP2級・元携帯キャリア営業(約1万契約)。通信費と家計の"損しない"見直しを発信しています。

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