この記事は、eo光・コミュファ光・BBIQ・メガ・エッグ・ピカラ光など、電力会社系の「地域限定の光回線」を契約中、またはこれから契約を検討している方向けの記事です。関西・東海・九州・中国地方・四国など、お住まいの地域を問わず関係する内容ですので、引っ越しの予定がある方はぜひ最後までご覧ください。
結論:地域限定の光回線は「提供エリア内への引っ越しか」で対応が大きく変わります
地域限定の光回線は、電力会社系の独自設備を使っているため、提供エリアが都道府県単位ではなく市区町村単位で区切られています。引っ越し先が同じ提供エリア内であれば住所変更の手続きだけで継続利用できることが多い一方、エリア外への引っ越しでは今の回線をそのまま持っていくことができず、解約と新しい回線の契約が必要になります。「今の回線が引っ越し先でも使えるか」を、契約前・引っ越し前の早い段階で確認しておくことが何より重要です。
地域限定の光回線・基本情報【2026年9月時点】
| 回線 | 提供エリア | 引っ越し時に確認すべきこと |
|---|---|---|
| eo光 | 関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山・福井の一部) | 公式のエリア検索で引っ越し先の住所が対象か確認 |
| コミュファ光 | 東海(愛知・岐阜・三重・静岡・長野) | 同上 |
| BBIQ(ビビック) | 九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島) | 同上 |
| メガ・エッグ | 中国地方(広島・岡山・山口・島根・鳥取) | 同上 |
| ピカラ光 | 四国(香川・愛媛・徳島・高知) | 同上 |
提供エリアは市区町村単位で異なるため、この表はあくまで大まかな目安です。ご自宅・引っ越し先が対象エリアかどうかは、必ず各社公式サイトのエリア検索でご確認ください。
地域限定の光回線のメリット(おさらい)
- 通信速度が安定しやすい:全国系の光コラボのように複数の事業者が同じNTT設備を共有する仕組みと違い、自社設備のみで運用しているため、時間帯による混雑の影響を受けにくいといわれています。
- 電力会社などとのセット割:契約している電力会社やケーブルテレビ局のサービスとまとめて契約すると割引が受けられる場合があります。ただし割引額や適用条件は各社で異なるため、公式サイトで最新の条件を確認してください。
引っ越しで気をつけたいデメリット・注意点
- ①提供エリアが狭く、引っ越し先で使えない可能性がある:電力会社の設備が届く範囲でしかサービスを利用できません。全国展開している光コラボと違い、そもそも申し込めない地域も多くあります。数年以内に対象エリア外への引っ越しが見込まれる方は、この点を必ず考慮してください。
- ②解約時に撤去工事が必要になる場合がある:戸建てなどで独自に光回線を引き込んでいた場合、解約時に撤去工事を求められることがあります。工事の要否や費用負担は契約内容によって異なるため、契約前・解約前に確認しておくと安心です。マンションなどですでに設備が備わっている場合は不要なケースもあります。
- ③手続きには時間がかかる:引っ越し先が提供エリア内でも住所変更の手続きが必要です。特に3〜4月の引っ越し繁忙期は工事の予約が混み合いやすいため、引っ越しが決まったら1〜2か月前を目安に早めに連絡することをおすすめします。
携帯ショップに勤務していた頃、転勤や引っ越しが決まったお客様から「契約中のネット回線はどうすればいいですか」とご相談を受けることがよくありました。スマホの回線切り替えは気にされる方が多い一方、自宅の光回線が引っ越し先でも使えるかどうかまでは意識していない方も少なくない印象でした。地域限定の光回線は特に、エリアを確認しないまま引っ越しの段取りを進めてしまうと、直前になって「対象エリア外だった」と慌てることになりかねません。
引っ越し先がエリア外だった場合の選択肢
引っ越し先が対象エリア外だった場合は、契約中の回線を解約し、引っ越し先で利用できる回線を新たに探すことになります。全国系の光コラボや、工事不要で使えるホームルーターも選択肢に入ります。工事の予約が引っ越しに間に合わない場合の「つなぎ」としても検討されることがあります。
向いている人/向いていない人
向いている人:対象エリアに長く住む予定がある方、通信速度を重視したい方、電力会社などのセット割を活用したい方。
向いていない人:数年以内に対象エリア外への引っ越しが見込まれる方、転勤が多い仕事をしている方。こうした方は、引っ越し先でも利用先を引き継ぎやすい全国系の光コラボやホームルーターも選択肢に入れて比較検討することをおすすめします。
よくある質問
Q1. 引っ越し先が同じ都道府県内なら、必ず継続して使えますか?
必ずしもそうとは限りません。提供エリアは都道府県単位ではなく市区町村単位で区切られていることが多いため、同じ都道府県内でも対象外になる場合があります。引っ越し先の住所で公式のエリア検索を必ず行ってください。
Q2. 撤去工事の費用はいくらかかりますか?
契約内容や建物の状況によって異なり、本記事では確定額を掲載していません。解約を申し出る際に、契約先へ撤去の要否と費用負担について確認してください。
Q3. 引っ越しの手続きはいつまでに始めればいいですか?
目安として引っ越しの1か月前までに契約先へ連絡すると安心です。3〜4月の繁忙期や土日の工事を希望する場合は、2か月前を目安に早めに動くことをおすすめします。
Q4. エリア外への引っ越しが決まったら、まず何をすればいいですか?
引っ越し先の住所で対象エリアかどうかを確認したうえで、対象外であれば契約先に解約の手続きと撤去工事の要否を確認しましょう。並行して、引っ越し先で利用できる回線(全国系の光コラボやホームルーターなど)を比較検討しておくとスムーズです。
ミナト先生のまとめ
地域限定の光回線は、対象エリアに住み続ける方にとっては通信速度やセット割の面で魅力のある選択肢です。一方で、提供エリアが狭いという性質上、引っ越しとの相性は事前確認が欠かせません。引っ越しの予定がある方、または将来的に転居の可能性がある方は、契約前・解約前に必ず公式サイトのエリア検索で確認し、余裕を持ったスケジュールで手続きを進めることをおすすめします。個別の契約条件については、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
この記事を書いた人:ミナト先生/FP2級・元携帯キャリア営業(約1万契約)。通信費と家計の”損しない”見直しを発信しています。


コメント