格安SIM乗り換えの手順とは【2026年8月】

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この記事でわかること

「格安SIMに乗り換えたいけれど、何から手をつければいいかわからない」という方向けに、申し込みから開通までの流れを5つのステップで整理しました。結論から言うと、オンライン契約であれば手続き自体は最短で当日中に完了しますが、契約解除料の有無やSIMカード・eSIMの選び方など、事前に確認しておきたいポイントもいくつかあります。この記事では、その手順と注意点を順番に説明します。

結論:格安SIM乗り換えは5ステップ、オンラインなら当日中に完了することも

格安SIMへの乗り換えは、大きく分けて「①今の契約を確認する」「②乗り換え先を決める」「③申し込む」「④SIM・eSIMを受け取り開通手続きをする」「⑤APN設定をして動作確認する」の5ステップです。2023年5月に総務省主導で始まった「MNPワンストップ方式」により、乗り換え先によってはMNP予約番号を自分で取得しなくても手続きが完結するようになりました。ただし、すべての事業者が対応しているわけではないため、申し込み前に対応状況を確認しておくと安心です。

主要プランの月額比較(2026年8月時点・素の月額)

まずは目安として、月額料金の基準になる「素の月額」(各種割引を適用する前の金額)を比較します。割引条件は事業者ごとに異なるため、後の項目で個別に説明します。

事業者 プラン データ容量 月額(素の価格) 契約事務手数料
ahamo ワンプライス 30GB 2,970円 0円
ワイモバイル シンプル3 S 4GB 3,278円 店頭4,950円/オンライン3,850円
ワイモバイル シンプル3 M 30GB 4,378円 同上
ワイモバイル シンプル3 L 35GB 5,478円 同上
UQモバイル(参考) トクトクプラン2 30GB 4,048円 3,850円

※2026年8月時点の情報です。申込前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。ワイモバイルは「おうち割 光セット」「PayPayカード割」などの適用で実際の支払額が変わります(後述)。UQモバイルは比較の参考として掲載していますが、本記事内ではリンクを設置していません。

格安SIM乗り換えの手順①〜⑤

ステップ1:今の契約を確認する

まず、今使っている回線の契約解除料の有無と、MNP予約番号が必要かどうかを確認します。かつては乗り換え時に3,300円程度の転出手数料がかかっていましたが、現在はほとんどの事業者で転出手数料・違約金がかからなくなっています。ただし事業者によっては契約から一定期間内の解約に別の費用がかかる場合があるため、契約書やマイページで確認しておくと安心です。

ステップ2:乗り換え先を決める

データ量・通話の使い方・家族構成・店舗サポートの要否をもとに乗り換え先を選びます。オンライン専用プランは月額が抑えられている一方、店舗窓口がないため、設定や操作に不安がある方は店舗サポート付きのプランのほうが向いています。

ステップ3:申し込む(SIMカードかeSIMかを選ぶ)

申し込み画面で、物理的なSIMカードにするか、端末に直接書き込むeSIMにするかを選びます。MNPワンストップに対応した事業者であれば、乗り換え先のサイトから直接申し込むだけで、元の回線側の解約手続きまで内部的に進みます。非対応の事業者に乗り換える場合は、乗り換え元でMNP予約番号を取得してから申し込む従来の手順になります。MNP予約番号の有効期限は取得日を含めて15日間のため、取得後は早めに手続きを進める方に向いています。

ステップ4:SIM・eSIMを受け取り、開通手続きをする

物理SIMの場合は郵送を待ってから、eSIMの場合はマイページからQRコードを読み込んでプロファイルをダウンロードすれば開通できます。SIMカードの到着を待つ必要がないぶん、eSIMのほうが即日開通に向いていますが、プロファイルのダウンロードにはWi-Fi環境が必要になる点は覚えておきたいところです。

ステップ5:APN設定をして動作確認、旧回線の解約を確認する

大手キャリアのオンライン専用プランでは自動的にAPN(接続設定)が完了することが多い一方、格安SIM(MVNO)では手動でAPN設定が必要になる場合があります。設定後は電話・データ通信が問題なく使えるか確認し、MNPワンストップ非対応の事業者から乗り換えた場合は、旧回線が実際に解約されているかもあわせて確認しておくと安心です。

SIMカードとeSIM、どちらを選ぶべきか

eSIMは即日開通・SIMカードの抜き差し不要という手軽さがある一方、対応機種が限られる、機種変更のたびに再設定が必要という注意点があります。SIMカードは対応機種の制約が少なく操作もシンプルですが、到着まで数日かかる場合があります。すぐに使い始めたい方や、対応機種を確認できる方はeSIMが向いています。機種の対応状況に不安がある方や、設定操作に慣れていない方は、店舗でSIMカードの受け取り・設定サポートを受けられるプランのほうが向いています。

乗り換え時に注意しておきたいポイント

  • キャリアメールが使えなくなる場合がある:格安SIMやオンライン専用プランでは、キャリアメール(〜@docomo.ne.jpなど)が使えなくなることがあります。有料の持ち運びサービスに対応している事業者もあるため、必要な方は事前に確認しておく必要があります。
  • 混雑時間帯の速度:格安SIM(MVNO)は、回線を借りて提供する仕組み上、お昼や夕方など利用者が集中する時間帯に速度が低下しやすい傾向があります。動画視聴や大容量通信を頻繁に行う方は、この点を踏まえて選ぶ必要があります。
  • 店舗サポートの有無:オンライン専用プランは店舗窓口がないため、トラブル時も自分で解決する必要があります。高齢の家族や子供のスマホを乗り換える場合は、料金だけでなく「困ったときに誰が対応するか」も判断材料に入れておきたいところです。
  • MNP予約番号の有効期限:MNP予約番号を取得するタイプの乗り換えでは、有効期限が15日間しかないため、取得後は早めに手続きを進める方に向いています。

筆者は元携帯キャリアの営業として約1万件の契約に携わってきましたが、当時よく相談を受けたのは「乗り換えたら本当に安くなるのか」よりも「今のキャリアメールや家族との連絡手段がどうなるか」という不安でした。料金だけでなく、乗り換え後の生活がどう変わるかまで含めて確認しておくことをおすすめします。

どんな人に格安SIMへの乗り換えが向いているか

データ通信をオンラインで完結できる方や、通話は5分程度で足りる方は、ahamoのようなオンライン専用プランが向いています。一方、家族で複数回線をまとめたい方や、困ったときに店舗で相談したい方は、ワイモバイルのように店舗サポートと家族割を併用できるプランが向いています。なお、ワイモバイルの家族割・光セット割・PayPayカード割などの詳しい比較は、格安SIM比較|ahamo・ワイモバイル【2026年8月】でも紹介しています。

よくある質問

Q. MNP予約番号は必ず取得しないといけませんか?

A. 乗り換え先がMNPワンストップに対応していれば、予約番号を取得せずに乗り換え先のサイトから直接申し込めます。対応状況は事業者によって異なるため、申し込み前に確認しておく必要があります。MNPワンストップの仕組み自体は、MNPワンストップとは?仕組みと注意点【2026年7月】で詳しく説明しています。

Q. 乗り換えの手続き中に電話やデータ通信が使えなくなる期間はありますか?

A. 開通手続きが完了するタイミングで、旧回線から新回線へ切り替わります。切り替わりのタイミングは事業者によって異なるため、公式サイトの案内を確認しておくと安心です。

Q. eSIMとSIMカード、どちらが初心者向きですか?

A. 操作に不安がある方は、対応機種の制約が少なく、店舗でサポートを受けやすいSIMカードのほうが向いている場合があります。eSIMは対応機種を確認できる方に向いています。

Q. 自宅にネット回線がある場合、スマホもまとめたほうがいいですか?

A. 光回線とのセット割を使える場合、合計の支払額が下がることがあります。ご自宅の回線との組み合わせは、光回線のスマホセット割を4社比較【2026年7月】もあわせてご確認ください。

ミナト先生のまとめ

格安SIMへの乗り換えは、契約内容の確認・乗り換え先の選定・申し込み・開通手続き・動作確認という5つのステップで進みます。MNPワンストップの普及により手続き自体はシンプルになってきていますが、キャリアメールの扱いや混雑時間帯の速度、店舗サポートの有無など、料金以外に確認しておきたい点もあります。ご自身の通話時間・データ量・家族構成に合わせて、無理のない形で検討していただければと思います。

この記事を書いた人:ミナト先生/FP2級・元携帯キャリア営業(約1万契約)。通信費と家計の”損しない”見直しを発信しています。

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