マンションにお住まいの方が光回線を選ぶときに、まず知っておきたいこと
「マンションで光回線を契約したいけれど、どのサービスを選べばいいのか分からない」「今の部屋がそもそも光回線に対応しているのか不安」——マンション住まいの方からは、こうした相談をよくいただきます。
結論からお伝えすると、マンション向けの光回線選びでは、月額料金だけでなく「配線方式」と「スマホとのセット割の有無」を合わせて確認することが大切です。この記事では、主要な光回線サービスのマンション向けプランを比較しながら、選び方のポイントを解説します。
マンション向け光回線 料金比較【2026年7月時点】
以下は、各社のマンション向けプランの月額料金とスマホセット割の比較です。金額は2026年7月時点の公式情報にもとづいています。
| サービス | 月額(マンション) | スマホセット割(最大) | 契約事務手数料 |
|---|---|---|---|
| ドコモ光 | 4,400円 | 1,210円/月(プランにより1,100円/月) | 4,950円 |
| ソフトバンク光 | 4,180円 | SB最大1,100円/月・Y!mobile最大1,188円/月 | 4,950円 |
| auひかり(GMOとくとくBB) | 3,740円〜 | au・UQ 最大1,100円/月 | 新規登録料 3,300円(〜2026年7月) |
| ビッグローブ光 | 4,378円〜 | au・UQ 最大1,100円/月 | 公式サイトでご確認ください |
契約事務手数料や工事費は、キャンペーンや申込時期によって変動することがあります。申込前に必ず各社の公式サイトで最新の条件をご確認ください。
各社の解説
ドコモ光|ドコモのスマホとセットで使いたい方に
ドコモ光は、月額4,400円(マンション・タイプA、2年定期)で利用できます。ドコモのスマホをお使いの場合、プランに応じて最大1,210円/月(eximo・irumo・5Gギガホプレミア等は最大1,100円/月)の割引が適用されます。
注意しておきたい点として、2年定期契約のため、契約期間内に解約するとマンションの場合4,180円の解約金が発生します。契約更新月以外での解約タイミングは事前に確認しておくと安心です。
ソフトバンク光|ソフトバンク・ワイモバイルユーザーに
ソフトバンク光は、月額4,180円(マンション)で利用できます。ソフトバンクのスマホとセットなら最大1,100円/月、ワイモバイルとセットなら最大1,188円/月の割引が受けられますが、ワイモバイルの割引を受けるには月550円のオプションパックへの加入が条件となる点は押さえておきたいところです。
工事費は2026年6月1日に改定されており、時期によってはキャンペーンで実質無料になる場合もあります。適用条件は変動するため、契約前に公式サイトで確認することをおすすめします。
▶ ソフトバンク光の公式サイトで最新のキャンペーンを確認する
auひかり(GMOとくとくBB)|独自回線の速さを重視する方に
auひかりは他社の多くが使うNTTの回線設備とは別の独自回線を使っており、マンションタイプの月額は3,740円〜です。au・UQモバイルとのセット割は最大1,100円/月となっています。
注意点として、新規登録料は2026年7月までの申込みで3,300円ですが、2026年8月以降は4,950円に改定される予定です。また独自回線のため、提供エリア外のマンションでは利用できない場合があります。契約前にエリア確認は必須です。
ビッグローブ光|au・UQ割の受け皿として全国対応
ビッグローブ光は、マンションタイプの月額4,378円〜で、全国的にサービスを提供しています。au・UQモバイルとのセット割は最大1,100円/月です。
注意点として、契約期間内に解約すると工事費の残債が発生する場合があります。契約年数や解約金の詳細は公式サイトでの確認をおすすめします。
▶ ビッグローブ光の公式サイトで最新のキャンペーンを確認する
マンションで光回線を選ぶときのポイント
配線方式を確認する
同じ「マンション向け光回線」でも、建物内の配線方式によって速度の出やすさが変わります。各戸まで光ファイバーが届く「光配線方式」がもっとも速度・安定性を期待しやすく、共用部までは光で各戸へは電話線を使う「VDSL方式」、共用部からLANケーブルで配線する「LAN配線方式」の順に、速度への影響が出やすい傾向があります。すでにインターネット完備の物件は、共用部までしか光回線が来ておらず、速度が制限されているケースもあるため、気になる場合は管理会社に配線方式を確認してみるとよいでしょう。
賃貸の場合は工事の許可を事前に確認する
賃貸マンションで新たに配線を引き込む工事をする場合、管理会社やオーナーの許可が必要になります。まずは管理会社に連絡し、工事の可否を確認しましょう。すでに光コンセントやLAN差込口が設置されている部屋であれば、派遣工事が不要なケースもあります。壁に穴を開ける工事を伴う場合は、退去時の原状回復費用についても確認しておくと安心です。
スマホとのセット割を確認する
使っているスマホのキャリアに対応した光回線を選ぶと、毎月の通信費を抑えやすくなります。セット割の詳しい条件は、下記の記事でも比較しています。
元携帯キャリアの営業現場では、マンションのお客様から「今のネットが遅い」というご相談を受けた際、まず配線方式を確認すると、実は建物側の設備が原因だったということも少なくありませんでした。回線を乗り換える前に、まず自室の配線方式を確認してみるのも一つの方法です。
関連記事もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. マンションでも光回線の速度は戸建てと変わりませんか?
A. 配線方式によって差が出ることがあります。各戸まで光ファイバーが届く光配線方式であれば戸建てに近い速度が期待できますが、VDSL方式やLAN配線方式では速度が抑えられる傾向があります。契約前に建物の配線方式を確認しておくことをおすすめします。
Q. 賃貸マンションでも光回線の工事はできますか?
A. 多くの場合、管理会社やオーナーの許可があれば可能です。すでに配線設備がある部屋では、工事が不要なケースもあります。まずは管理会社に確認してみましょう。
Q. スマホのセット割は必ず受けられますか?
A. キャリアやプランによって条件が異なります。ワイモバイルのように、割引を受けるために別途オプション加入が必要な場合もあるため、公式サイトで条件を確認したうえで申し込むことをおすすめします。
Q. 今のマンションが提供エリア外だったらどうすればいいですか?
A. auひかりのように独自回線を使うサービスは、エリア外だと利用できません。その場合は、NTT回線を使う他社サービスへの切り替えを検討する方に向いています。契約前に必ず公式サイトでエリア確認を行いましょう。
ミナト先生のまとめ
マンション向けの光回線は、月額料金だけを見て選ぶのではなく、建物の配線方式やスマホとのセット割、そして賃貸の場合は工事の許可まで含めて検討することが大切です。特に配線方式は、実際に使い始めてから「思ったより速度が出ない」と感じる原因になりやすいポイントなので、契約前の確認をおすすめします。ご自身の住まいの状況に合わせて、無理のない範囲で比較検討してみてください。
この記事を書いた人:ミナト先生/FP2級・元携帯キャリア営業(約1万契約)。通信費と家計の”損しない”見直しを発信しています。


コメント