リスク許容度とは?自分に合う投資の決め方をFPが解説【2026年11月】

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リスク許容度とは、投資をして資産の値動きで一時的にお金が減ったとき、「生活に困らず、気持ちのうえでも続けられる範囲がどこまでか」を表す考え方です。NISAやiDeCoで投資を始める方が増えていますが、「何にどれくらい投資すればいいかわからない」という悩みの多くは、このリスク許容度を整理できていないことから生まれます。この記事では、リスク許容度の考え方と自分で確認する手順、投資診断を使うときの注意点を解説します。

結論:「お金の余裕」と「気持ちの余裕」の両方で決める

リスク許容度は、収入や貯蓄といった「お金の余裕」と、値下がりしても慌てずに続けられるかという「気持ちの余裕」の両方で決まります。どちらか一方だけで判断すると、無理な投資になったり、必要以上に慎重になったりしがちです。まず生活防衛資金を確保し、そのうえで「この金額なら一時的に減っても続けられる」と思える範囲から始めるのが基本です。なお、投資には元本割れのリスクがあり、どの投資方法でも元本が保証されるわけではありません。

リスク許容度を左右する要素(2026年11月時点)

要素許容度が高めになりやすい許容度が低めになりやすい
投資期間使う時期まで長い(10年以上など)数年以内に使う予定がある
収入の安定性収入が安定している収入の変動が大きい
貯蓄(生活防衛資金)生活費の数か月分以上ある貯蓄が少ない
家族構成・支出予定大きな支出の予定が少ない教育費・住宅購入などが近い
性格・経験値動きを冷静に受け止められる値下がりで眠れなくなる

自分のリスク許容度を確認する4つの手順

  • 手順1:生活防衛資金を確保する 急な出費や収入減に備えるお金は、投資に回さず預金で持っておきます。
  • 手順2:使う時期で分ける 数年以内に使うお金(車・入学金など)と、老後など先に使うお金を分け、投資は後者から考えます。
  • 手順3:「減っても続けられる金額」を考える 投資した金額が一時的に2割、3割と下がったとき、売らずに続けられるかを具体的な金額で想像してみましょう。
  • 手順4:毎月の積立額に落とし込む 家計の余裕資金から無理のない額を決めます。積立額の考え方は投資信託の積立は毎月いくら?で解説しています。

FPとして家計相談を受ける中での一般的な傾向として、投資を途中でやめてしまう方の多くは、相場の下落そのものより「思っていた以上に減って怖くなった」ことが理由になっています。始める前に「どこまで下がる可能性があるか」を知り、受け止められる金額で始めることが、長く続けるための一番の準備です。

投資診断を使うときの考え方

自分だけで整理するのが難しい場合は、Webの投資診断を「考えるきっかけ」として使う方法もあります。たとえば「マネイロ」の3分投資診断は、公式サイトで「お金の現状を3分で診断。あなたの人生に必要な金額と、その準備に適した投資がわかります」と案内されています。あわせて無料のオンラインセミナーやオンライン相談も用意されています(2026年11月時点・マネイロ公式サイトより)。

  • 診断結果は入力した情報をもとにした目安であり、将来の運用成果を約束するものではありません。
  • 結果に出た投資方法や商品をそのまま選ぶのではなく、手数料・リスク・自分の目的に合っているかを確認しましょう。
  • 相談サービスでは、金融商品の案内を受けることがあります。納得できなければ断ってかまいません。

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リスク許容度に合わせた始め方の例

リスク許容度が低めの方は、少額の積立から始め、値動きに慣れてから金額を見直す方法が取り入れやすいでしょう。NISAを使う場合は、年間投資枠の使い方を年末に確認しておくと計画が立てやすくなります(NISAの年末にやること)。個別株に興味がある方は、株式投資は少額から始められる?で値動きの大きさとリスクの考え方も確認しておきましょう。

デメリット・注意点

  • 投資には元本割れのリスクがあります。リスク許容度を考えても、損失を避けられるわけではありません。
  • リスク許容度は年齢・収入・家族構成の変化で変わります。数年に一度は見直しましょう。
  • 診断ツールの結果は目安です。特定の商品を選ぶ根拠にするのではなく、考えを整理する材料として使いましょう。
  • 「短期間で大きく増やしたい」気持ちが強いときほど、許容度以上のリスクを取りがちです。

向いている人・向いていない人

  • この考え方が役立つ人:投資を始めたいが何から決めればよいかわからない人/NISAの積立額に迷っている人/値下がりが不安で一歩を踏み出せない人
  • まだ投資を急がなくてよい人:生活防衛資金が貯まっていない人/数年以内に使う予定のお金しかない人

よくある質問

Q. リスク許容度が低いと投資はしないほうがいいですか?

A. 必ずしもそうではありません。生活防衛資金を確保したうえで、少額から始めたり、投資に回す割合を小さくしたりと、許容度に合わせた方法を選べます。不安が大きいうちは無理に始める必要もありません。

Q. 若い人ほどリスクを取ってよいのですか?

A. 一般的に投資期間が長いほど値動きを受け止めやすいとされますが、年齢だけでは決まりません。収入や貯蓄、性格も含めて判断することが大切です。

Q. 誰かに相談したほうがいいですか?

A. 一人で決めきれない場合は、相談先の種類と費用の仕組みを知ったうえで利用するとよいでしょう。選び方はお金の無料相談はどこでする?にまとめています。

ミナト先生のまとめ

リスク許容度は、「お金の余裕」と「気持ちの余裕」の両方から決まります。生活防衛資金を確保し、使う時期でお金を分け、減っても続けられる金額から始めることが、投資を長く続けるための土台です。投資には元本割れのリスクがあることを理解したうえで、無理のない計画を立てましょう。申込前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

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この記事を書いた人:ミナト先生/FP2級・元携帯キャリア営業(約1万契約)。通信費と家計の”損しない”見直しを発信しています。

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