実家の親のネット回線をどうするか、迷っている方は多いと思います。「親とビデオ通話をしたい」「見守りカメラを付けたい」「でも工事の立ち会いや設定は親には難しそう」という声をよく聞きます。結論から言うと、使う量がそれほど多くないなら、コンセントに挿すだけで使えるホームルーターは有力な選択肢です。ただし、通信の安定性を重視する場合や、家族が帰省時にたくさん使う場合は、光回線も比べておくと安心です。
結論:「使い方」と「親が自分で操作できるか」で選びます
親世帯のネットの使い方は、ビデオ通話、ニュースや動画の視聴、見守り機器の接続などが中心になることが多いです。こうした使い方なら、工事不要で設置が簡単なホームルーターで十分なケースも少なくありません。一方で、テレビの大画面で動画を長時間見る、家族が帰省時にパソコンで仕事をする、といった使い方なら、光回線のほうが安定しやすいことがあります。
実家のネット回線の選択肢(2026年11月時点の整理)
| 方法 | 工事 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ホームルーター | 不要 | コンセントに挿すだけ、すぐ使える | 電波状況で速度が変わる、登録住所での利用が前提のことが多い |
| 光回線 | 必要なことが多い | 通信が安定しやすい | 工事の立ち会い、開通まで時間がかかる |
| スマホのテザリング | 不要 | 追加の契約がいらない | スマホのデータ容量を消費、常時接続には不向き |
ホームルーターと光回線の違いはホームルーターと光回線の違いで詳しく解説しています。
親の代わりに手続きするときの注意点
- 契約者を誰にするか:親を契約者にするか、子どもが契約者になって親の家で使うかを決めます。支払いや問い合わせの窓口が変わるため、家族で相談しましょう。
- 利用場所の登録:ホームルーターは、登録した住所での利用が前提のサービスが多いです。実家の住所で申し込みましょう。
- 設定は帰省時にまとめて:届いたら一緒に設置し、Wi-Fiのパスワードを紙に書いて目立つ場所に貼っておくと安心です。
- 困ったときの連絡先:契約先のサポート窓口と、家族の連絡先をメモにして残しておきます。
元キャリア営業から見た「親世帯のネット」で多い悩み
私は携帯キャリアの営業として約1万件の契約に関わってきましたが、高齢のご両親のネット回線についてのご相談で多かったのは、「契約したものの、親が使い方がわからず、結局ほとんど使われていない」というケースでした。ネット回線を用意するだけでなく、親が実際に使う場面(ビデオ通話のかけ方、タブレットでの動画の見方など)を一緒に練習しておくことが大切です。また、使う量が少ないのに大容量のプランを契約していたというケースもあります。親の使い方に合ったプランを選びましょう。
ホームルーターを置く場所のコツ
ホームルーターは置き場所によって速度が変わることがあります。窓際など外からの電波が入りやすい場所に置き、親がよく過ごす部屋との間に障害物が少ない場所を選びましょう。詳しくはSoftBank Airの置き場所で速度は変わる?で解説しています。考え方はほかのホームルーターでも共通です。
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デメリット・注意点
- ホームルーターは、建物の構造や周辺の電波状況によって速度が変わることがあります。
- 登録住所以外での利用が制限されるサービスがあります。
- オンラインゲームや大容量の通信が多い場合は、光回線のほうが向いていることがあります。
- 契約期間や解約金、端末代の条件を事前に確認しましょう。
- 親が使い方に慣れるまで、家族のサポートが必要になることがあります。
向いている人・向いていない人
- ホームルーターが向いている方:工事の立ち会いが難しい実家、ビデオ通話やニュース閲覧が中心の親世帯、すぐにネット環境を用意したい方
- 光回線を検討したい方:家族が帰省時に仕事で使う方、テレビで動画を長時間見る方、建物の電波状況が悪い実家
親のスマホの見直しも一緒に考える方は、60代のスマホ乗り換え|店舗で相談できる格安プランの選び方も参考にしてください。
よくある質問
Q. ホームルーターの設定は難しいですか?
A. 多くのホームルーターは、コンセントに挿すだけで使い始められます。スマホやタブレットをWi-Fiにつなぐ設定は、帰省時に家族が一緒に行うと安心です。
Q. 子どもが契約者になって、実家で使うことはできますか?
A. 契約者と利用場所の扱いはサービスによって異なります。利用場所として実家の住所を登録できるかなど、申込前に契約先の案内を確認しましょう。
Q. 見守りカメラはホームルーターでも使えますか?
A. Wi-Fiにつなぐタイプの見守りカメラなら、ホームルーターでも使えることが一般的です。ただし、常に通信する機器が増えると使用量も増えるため、データ容量や速度制限の条件も確認しましょう。
ミナト先生のまとめ
実家の親のネット回線は、使い方がビデオ通話やニュース閲覧が中心なら、工事不要のホームルーターが有力な選択肢です。契約者や利用場所の登録、困ったときの連絡先を家族で決め、親が実際に使えるように一緒に練習しておきましょう。安定性を重視する使い方なら光回線も比べてみてください。申込前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
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この記事を書いた人:ミナト先生/FP2級・元携帯キャリア営業(約1万契約)。通信費と家計の”損しない”見直しを発信しています。


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