【スマホの授業】なぜ楽天は携帯会社を作ったの?元販売員が解説する「楽天モバイル」誕生の裏側と現在地

携帯会社について

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こんにちは、ミナト先生です。

最近、テレビCMやネットの広告で「楽天モバイル」をよく見かけますよね。

「安いのは知ってるけど、なんで楽天がスマホをやってるの?」 「なんか怪しくない?繋がるの?」 そんな疑問を持っている方も多いはずです。

私は携帯ショップの販売員として12年間、最前線でお客様と接してきました。 その「プロの目線」から見て、楽天モバイルの誕生は、日本の携帯業界の歴史を変える大事件でした。

今日は、楽天モバイルを無理にオススメするわけではありません。 ただ、皆さんに「なぜ楽天モバイルという会社が生まれたのか?」を知ってもらうための、業界の裏側を解説する授業です。

ふーん。へぇー。ぐらいに思っていただけたらと思います。

1. 楽天が来る前の「スマホ業界の異常な現実」

時間を少し戻して、2010年代のお話をしましょう。 当時の日本のスマホ業界は、「ドコモ・au・ソフトバンク」の3大キャリアによる「独占状態」でした。

この3社で市場の約9割を占めていたため、価格競争がほとんど起きず「スマホ代は毎月1万円かかるのが当たり前」という異常な状態が何年も続いていました。

私たち販売員も、「高いな…」と内心思いながらも、それがルールだったのでお客様に提案するしかなかったのです。

そこに「ちょっと待った!」と殴り込みをかけたのが、総務省と楽天の三木谷浩史社長でした。

2. 「携帯市場の民主化」三木谷社長の型破りな挑戦

元々、楽天はドコモやauの電波を借りて「格安スマホ会社」としてサービスを提供していました。 しかし三木谷社長は、電波を借りる立場ではなく、自らアンテナ基地局を建てる「第4の携帯会社」として、大手3社と直接対決する道を選びました。

これは、何兆円という莫大な資金が必要になる、とてつもなく無謀な挑戦と言われていました。 なぜ、そこまでして参入したのか?三木谷社長は当時、こんな言葉を残しています。

「日本のスマホ代は高すぎる。通信は国民のインフラであり、もっと安くあるべきだ。私たちが『携帯市場の民主化』を起こす」

すべての人が安い料金でスマホを使えるようにする。

特に楽天はネットショッピングから旅行までネット市場をほぼ独占していました。その部分との協業で売上を作ろうと考えたのがきっかけだと聞きます。

そしてこの強烈な理念のもと、2020年4月、楽天モバイルは正式に「第4のキャリア」としてスタートを切りました。

携帯会社:この他にも聞いたことがある会社はいくつかあると思いますが、厳密な「携帯会社」というのは「docomo・au・ソフトバンク・楽天」の4社のみとなります。

それほど楽天モバイルというは業界にとって大きな転換期だったということです。

おまけ話

いきなり参戦出来るほど携帯業界は簡単ではありません。

「電波」がないとそもそも運営が出来ません。

そこで楽天はauに電波を借りることにしました。「借りている間に電波塔を頑張って建てるから!」という内容です。

しかし、ここですぐに問題が起きます。

「コロナウイルス」です。

工事は止まり、電波の供給が遅れました。auとの期限を延長せざるを得ない状況で追加で費用がかさんでいきました。

3. ゼロ円廃止と電波の壁(元販売員の客観的な視点)

「携帯市場の民主化」を掲げてスタートした楽天モバイルですが、現実は決して甘くありませんでした。

当初は「1GBまでなら月額0円」という衝撃的なプランで一気にユーザーを集めましたが、前述の通り電波塔の建設に想定以上のお金がかかり、大赤字に。結果的に「0円プラン」は廃止を余儀なくされました。

また、スタート直後は「建物の中で圏外になる」「地下鉄で繋がらない」といった電波の悪さが目立ちました。 大手3社が何十年もかけて作ったアンテナ網に、後発の楽天が数年で追いつくのは、物理的に不可能だったのです。

しかし、現在(2024年以降)は「プラチナバンド」と呼ばれる繋がりやすい電波の割り当てを国から受けたり、auの電波を一部借りる(ローミング)ことで、電波状況は改善傾向にあります。

4. まとめ:現在の楽天モバイル

現在、楽天モバイルのプラン(Rakuten最強プラン)は非常にシンプルです。

  • どれだけ使っても(無制限):月額3,278円(税込)
  • あまり使わなかった月(3GB未満):月額1,078円(税込)

もちろん、住んでいる地域によって電波の入りやすさは違うため、「全員絶対に楽天モバイルにするべき!」とは言いません。特に先生のいる九州は中心の福岡県が壊滅的なため苦戦が続いています。

しかし、FPとして、そして元携帯販売員として、皆さんにお伝えしたい事実が一つあります。

それは「楽天モバイルが誕生したおかげで、大手3社が焦って『ahamo』や『povo』などの安いプランを作らざるを得なくなった」ということです。

もし楽天が市場に殴り込みをかけていなければ、私たちは今でも「毎月1万円のスマホ代」を払い続けていたかもしれません。 楽天モバイルは、直接契約していない人の家計まで救った、まさに「価格破壊の立役者」なのです。

「今のスマホ代、ちょっと高いかも…」と思ったら、まずはこの「携帯市場の民主化」の恩恵を受けて、料金プランを見直す第一歩を踏み出してみませんか?

最後に

「携帯会社なんて替えたことない」そんな方もこの記事を見ていると思います。

携帯会社を替えるって何が起きるの?デメリットは?と気になると思います。

断言します。

デメリットはほぼ100%ありません。

なんか店員が気に食わんかったとかはちょっと抜きにしてくださいね笑

実際に携帯会社を替える。ことで起こることを次回解説をします。

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