こんにちは、ミナト先生です。
突然ですが、あなたは自分の銀行口座から毎月引き落とされている金額を、1円単位で把握できていますか?
「節約のためにスーパーで20円安いもやしを買っている」 「ランチは1,000円超えないように我慢している」
素晴らしい努力です。でも、もしあなたがそんな努力をしている裏側で、毎月3,000円〜5,000円を無駄にしているとしたらどうでしょう?
「そんな馬鹿なことするわけない」
そう思う人ほど危ない。 多くの現代人は、財布に「見えない穴」が空いたまま生活しています。
その正体が、動画配信や音楽アプリ、謎の会員サービスなどの「サブスクリプション(定額サービス)」です。
今日は、元携帯ショップ店員として数千人のスマホ画面を見てきた私が、あなたのスマホに潜む「死に金(使っていないのにお金だけ取られるサービス)」をあぶり出し、徹底的に断捨離する方法を伝授します。
この記事を読み終える頃には、あなたの手元には年間数万円の「自由に使えるお金」が戻ってきているはずです。
1. 恐怖の計算:それは「プレステ5」より高い
まず、「月額500円」という金額の恐ろしさを数字で直視しましょう。
サブスクの怖いところは、「安いから、まぁいいか」と思わせて思考停止させることです。これを心理学では「アンカリング効果」に近い状態と言えますが、要は感覚が麻痺しているのです。
ある20代男性(Aさん)の例を見てみましょう。彼は「自分は無駄遣いしていない」と言っていましたが、スマホの明細を見せてもらって驚愕しました。
Aさんの「塵(ちり)つも」リスト
- 動画配信サービス X: 990円(最近見てない)
- 音楽アプリ Premium: 1,080円(通勤時のみ)
- 雑誌読み放題: 500円(美容院の時しか見ない)
- キャリアの留守電機能: 330円(LINE通話しかしない)
- 謎のセキュリティオプション: 550円(契約時に付けたまま)
- クラウドストレージ(容量追加): 130円(写真バックアップ)
合計:月額 3,580円
「なんだ、飲み会1回分か」と思いましたか?
これを年間に直すと、42,960円。 もしこの状態を5年間放置していたら、214,800円です。
20万円あれば何ができますか? 最新のiPhoneが余裕で買えます。 ハワイ旅行の航空券になります。 プレステ5を買って、ソフトを何本も買えます。
あなたは、「半年以上開いてもいないアプリ」のために、最新のiPhoneをドブに捨てているのと同じなのです。
大げさに表現しましたが、これが出血していることに気づいていないのが、サブスク貧乏の正体です。
2. 元店員が暴露!解約忘れを狙う「3大・幽霊サブスク」
私は以前、携帯ショップで働いていました。 そこで毎日見てきたのが、「お客様ご自身も契約していることを忘れているオプション」の数々です。
なぜそんなことが起きるのか? 実は、そこには企業側の巧みな「罠」が仕掛けられているからです。
ここからは、今すぐ確認すべき「3大・幽霊サブスク」を解説します。心当たりがないか、冷や汗をかきながら読んでください。
① 「初月無料」という名の時限爆弾
これがダントツで多い「死に金」です。
携帯を契約する時や、アプリの広告でこんな言葉を見かけませんか? 「最初の31日間は無料!まずは体験してみよう!」
無料なら…と登録しますよね。 そして、「無料期間が終わる前に解約すればいいや」と思いますよね。
残念ながら、人間の記憶力はそこまで良くありません。
カレンダーに解約日をメモしていない限り、99%忘れます。 そして32日目の朝、静かに、通知もなく、あなたのクレジットカードから課金が始まります。
企業側もそれが分かっていて「初月無料」にしているのです。
統計的には100人に初月契約させて30%が忘れています。そして2年間放置が10%に及びます。
「使っていないのに払い続けている会員」こそが、企業にとって一番の「ドル箱(利益源)」なのですから。
② 携帯ショップのノルマが生んだ「必須オプション」
携帯ショップで契約する時、店員さんにこう言われた経験はありませんか?
「この『安心パック』と『ビデオパス』に入っていただくと、本体代金から1万円値引きします!」 「翌日以降ならいつでも解約して大丈夫ですから!」
これ、私も店員だったので痛いほど分かりますが、店員には「オプション獲得ノルマ」があるんです。 だから、必死にお願いして付けてもらいます。
問題はその後です。 家に帰って新しいスマホの設定にワクワクしているあなたが、「翌日以降にオプションを解約する作業」を覚えているでしょうか?
面倒くさくて後回しにし、気づけば2年…というケースを山ほど見てきました。 特に厄介なのが、以下のオプションです。
- 留守番電話サービス(月額330円): 今、友達と電話番号で通話しますか?LINE通話なら留守電は不要です。
- セキュリティパック(月額500円〜): 設定しないと意味ないの知っていましたか?さらにiPhoneの場合はほぼ必要ありません。
- 端末保証サービス(月額700円〜): 2年以上使っている古いスマホに、毎月700円の保険を掛ける価値はありますか?壊れたら買い替えた方が安いかもしれません。
これらは「携帯料金と合算」で請求されるため、明細を詳しく見ない限り一生気づきません。
今すぐ、キャリアのマイページ(My docomo / My au / My SoftBank)にログインして、「契約中のオプション」を確認してください。
③ 「私、体ひとつしかないのに」重複サービス
意外と多いのが、同じジャンルのサービスを複数契約しているパターンです。
- Amazonプライムビデオがあるのに、Netflixも契約している。
- Apple Musicがあるのに、Spotifyも無料会員のまま放置している(たまに間違えて課金する)。
- iCloudの容量を買っているのに、Googleフォトの容量も買っている。
よほどの映画マニアでない限り、複数の動画サービスを使いこなす時間は人生にありません。 「見たい作品がある時だけ契約し、見終わったら即解約する」。これが賢い付き合い方です。
3. これで完璧!OS別・サブスク確認&解約マニュアル
「ヤバい、確認したい!でもどこを見ればいいの?」 という方のために、スマホですぐできる確認方法をまとめました。 これを読みながら、今すぐ操作してください。
iPhone(iOS)の方
一番分かりにくい場所に隠されています。
- 「設定」アプリを開く
- 一番上の「自分の名前(Apple ID)」をタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
ここにズラッと出てくるのが、あなたが現在App Store経由で払っているリストです。
使っていないアプリがあれば、タップして「サブスクリプションをキャンセルする」という赤い文字を押してください。 これで、来月からの課金は止まります。
Androidの方
Google Playストアから確認します。
- 「Google Play ストア」アプリを開く
- 右上の「プロフィールアイコン」をタップ
- 「お支払いと定期購入」 > 「定期購入」をタップ
ここにリストが表示されます。解約したいものを選択し、「定期購入を解約」をタップしてください。
※注意:ここに出ないものもある!
「Netflix」や「Amazonプライム」など、アプリ経由ではなく「WEBサイトからクレジットカード払いで直接契約」しているものは、上記の設定画面には出てきません。 これを見つけるための、最強の方法を次にご紹介します。
4. 対策:支払いを「楽天カード」に一本化して炙り出す
スマホの設定画面にも出ない、キャリア決済でもない。 そんな「隠れサブスク」を見つけ出し、今後二度とサブスク貧乏にならないための唯一の方法。
それは、「固定費の支払いを、すべて1枚のクレジットカードにまとめること」です。
おすすめは「楽天カード」です。 なぜなら「利用明細としての機能」が非常に優秀だからです。
楽天カードが「サブスク断捨離」に向いている理由
- アプリの明細がリアルタイムで見やすい
- 楽天カードアプリを開けば、「いつ」「どこで」「いくら」使ったかが一目瞭然です。
- 「APPLE COM BILL」や「AMAZON.CO.JP」といった文字が並んでいれば、即チェックできます。
- 利用通知メールが来る
- カードが使われた瞬間に「【速報版】カード利用のお知らせ」というメールが届きます。
- 身に覚えのないタイミング(寝ている間など)で「980円」などの通知が来たら、それがサブスクの更新日です。「あ、これ解約し忘れてた!」と即座に気づけます。
現金派・銀行引き落とし派は「カモ」にされる
銀行口座からの引き落としだと、通帳には「〇〇カード」「〇〇ファイナンス」のようにまとめて記載されることが多く、「何にお金を払ったか」の内訳が見えません。 これでは、不正利用や無駄なサブスクに気づくのは不可能です。
支払いを楽天カードに一本化するだけで、「見える化」ができ、無駄な出費を自動的に監視できるシステムが完成します。
5. 浮いた3,000円が、20年後に120万円になる魔法
「たかが月3,000円でしょ?」 まだそう思っている方のために、最後にFPとして「お金の魔法(複利)」の話をします。
今回、サブスクを断捨離して浮いた「月3,000円」
これをただ貯金するのではなく、今話題の「新NISA」で、年利5%(S&P500などの一般的なインデックス投資の平均リターン目安)で運用したとしましょう。
毎月3,000円を20年間積み立てると、いくらになると思いますか?
- 積立元本(あなたが払ったお金): 72万円
- 運用益(増えたお金): 約51万円
- 合計:約123万円
なんと、120万円を超えます。
解約ボタンをポチッと押すだけで、将来のあなたの手元に100万円以上の大金が残るかもしれないのです。 逆に言えば、不要なサブスクを放置することは、将来の120万円をドブに捨てているのと同じです。
どちらを選ぶかは、明白ですよね?
6. まとめ:解約ボタンを押す勇気を持とう
「いつか見るかもしれないし…」 「解約の手続きが面倒くさい…」
その気持ちは分かります。でも、安心してください。 今日解約しても、また必要になったらその時再契約すればいいだけです。
デジタルサービスの良いところは、店に行かなくても一瞬で再契約できるところです。 だから、「迷ったら解約」が正解です。
今すぐスマホを手に取り、設定画面を開いてください。 そして、使っていないアプリの「登録キャンセル」ボタンを押してください。
その「ポチッ」という動作ひとつで、あなたの財布の穴はふさがり、お金が貯まる体質へと変わっていきます。 さあ、固定費ダイエットを始めましょう!
編集後記(FPミナトのつぶやき)
実は私も先日、全く見ていなかったスポーツチャンネルのサブスク(月額1,800円)を解約しました…。
プロでも油断するとこうなります。 みなさんも、定期的な「サブスク棚卸し」、ぜひやってみてくださいね!
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