光回線のルーターは必要なのか、契約するときに迷う方は多いと思います。「工事の人が置いていった機械だけでWi-Fiは使えないの?」「ルーターは買うべき?借りるべき?」というご質問もよく伺います。結論から言うと、スマホやパソコンをWi-Fiでつなぐなら、一般的にWi-Fiルーターが必要です。ただし、回線の機器にルーター機能が付いている場合や、事業者からレンタルできる場合もあるため、契約内容を確認してから準備しましょう。
結論:「ONU(回線終端装置)」と「Wi-Fiルーター」は役割が違います
光回線の工事で設置されるONU(光回線終端装置)は、光ファイバーの信号を変換する機器です。ONUだけではWi-Fiの電波は飛ばないことが多く、家の中でWi-Fiを使うにはWi-Fiルーターをつなぐのが一般的です。機器によっては、ONUとルーターの機能が一体になっているものや、Wi-Fi機能をオプションで追加できるものもあります。
ルーターのレンタルと購入の比較(2026年11月時点の整理)
| 項目 | レンタル | 購入 |
|---|---|---|
| 初期費用 | かからない、または少ない | 本体代がかかる |
| 月々の費用 | 無料の場合と月額料金がかかる場合がある | かからない |
| 設定 | 事業者の回線に合わせて設定済みのことも | 自分で設定が必要 |
| 故障時 | 交換してもらえることが多い | メーカー保証の範囲で対応 |
| 解約時 | 返却が必要 | そのまま使い続けられる |
ルーターを選ぶときのチェックポイント
- IPv6(IPoE)に対応しているか:夜間の混雑を避けやすい接続方式を使うには、ルーターの対応が必要な場合があります。仕組みは光回線のIPv6とは?をご覧ください。
- Wi-Fiの規格:新しい規格に対応しているほど、対応端末での通信が速くなりやすいです。
- 家の広さ・間取り:戸建てや部屋数が多い家では、電波の届く範囲やメッシュWi-Fiへの対応も確認しましょう。
- 接続する端末の数:家族が多く、同時に多くの端末をつなぐ場合は、性能に余裕のある機種が安心です。
元キャリア営業から見た「ルーター」の盲点
私は携帯キャリアの営業として約1万件の契約に関わってきましたが、「光回線にしたのに遅い」というご相談の原因として意外と多かったのが、何年も前に買った古いルーターを使い続けていたことでした。回線が速くても、ルーターの性能が追いついていないと、本来の速さを活かせません。また、IPv6に対応していないルーターを使っていて、混雑する時間帯に遅くなっていたケースもありました。光回線を契約したり乗り換えたりするときは、ルーターも一緒に見直すことをおすすめします。オンラインゲームなどで速さを重視する方は光回線でオンラインゲームをするなら?も参考にしてください。
レンタルと購入、どちらを選ぶ?
設定に自信がない方や、初期費用を抑えたい方は、事業者のレンタルが手軽です。無料でレンタルできるキャンペーンを行っている事業者もあります。一方、長く使う予定がある方や、回線を乗り換えても同じルーターを使いたい方は、購入も選択肢になります。月額のレンタル料がかかる場合は、数年間の合計と購入価格を比べてみましょう。申し込み時の準備は光回線の申し込みに必要なもので解説しています。
光回線の一つに「DTI 光」があります。ルーターのレンタルの有無や料金、キャンペーンなどの最新の条件は公式サイトでご確認ください。
デメリット・注意点
- レンタルのルーターは、解約時に返却が必要です。返却しないと費用を請求される場合があります。
- レンタル料が月額でかかる場合、長く使うと購入より高くなることがあります。
- 購入したルーターは、設定を自分で行う必要があります。
- 古いルーターや性能の低いルーターでは、回線の速さを活かしきれないことがあります。
- IPv6(IPoE)を使うには、対応ルーターと申込みが必要な場合があります。
向いている人・向いていない人
- レンタルが向いている方:設定に自信がない方、初期費用を抑えたい方、故障時のサポートを重視する方
- 購入が向いている方:長く使う予定の方、回線を乗り換えても同じルーターを使いたい方、性能にこだわりたい方
よくある質問
Q. 有線で使うならルーターはいりませんか?
A. 接続方式や機器によって異なります。パソコン1台を有線でつなぐだけでも、ルーター機能が必要な場合があります。契約先の案内を確認しましょう。
Q. 前の回線で使っていたルーターはそのまま使えますか?
A. 自分で購入したルーターなら使えることが多いですが、新しい回線の接続方式(IPv6など)に対応しているかを確認しましょう。レンタル品は返却が必要です。
Q. ルーターはどれくらいで買い替えるべきですか?
A. 使い方によりますが、速度が遅く感じる、接続が不安定になる、新しい規格に対応していないといった場合は、買い替えを検討するタイミングです。
ミナト先生のまとめ
光回線をWi-Fiで使うには、一般的にWi-Fiルーターが必要です。設定の手軽さや初期費用を重視するならレンタル、長く使うなら購入も選択肢になります。IPv6対応やWi-Fiの規格、家の広さに合ったルーターを選ぶことで、回線の速さを活かしやすくなります。申込前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
この記事を書いた人:ミナト先生/FP2級・元携帯キャリア営業(約1万契約)。通信費と家計の”損しない”見直しを発信しています。


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